7月の臨時休業のお知らせ

急なお知らせになりますが

7月22日(土)〜25(火)までの四日間夏休みを頂きます

ご来店予定のお客様には大変ご迷惑をお掛けしますがどうかよろしくお願いします


お知らせは以上なのですが

ここから下に言い訳みたいな女々しい文章を書いたので読みたい人だけ読んでみてくださいね

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高校三年生になる我が家の息子(サンちゃん)が

来春から都会に進学しようか悩んでいて

何はともあれこの夏休み中に

オープンキャンバスやら体験入学なんかに参加しておかないと

夏休み後のいわゆる「推薦入学」ってヤツにエントリーすらできないシステムらしくて

サンちゃんのこれからの人生のためにゴマシオを何日か休ませて頂き

何校かの学校を見て回っては本当に都会に出る覚悟があるか

そういうのを自分なりに見極めるというか都会の空気を感じに行ってみる事になりました

(分かってはいましたがそういうイベントはやっぱり週末開催なんですよねー)


ゴマシオを良く知る方達はご存じでしょうが

「できる限り店を休まない事」を1つのポリシーに15年続けてきたつもりなので

小さい頃からサンちゃんにはたくさん我慢をしてもらいました

彼が2歳の時からゴマシオを始めて、ゴマシオの歴史はサンちゃんとの歴史でもありました

運動会も学習発表会も部活も僕はほとんど立ち会う事ができませんでした

(こーちゃんが本番を見に行くのでオレは予行練習を見に行ったりまあそんな感じでした)

土日祝日はとにかく稼がないといけないので店を休むなんて考えられませんでした

せっかく子供は休みでも家族団欒したりどこかへ遊びに行ったりもありませんでした

そういう「いわゆる当たり前の親子の形」みたいなのは

ほとんど「してあげる事」ができませんでした

人生なんかあっという間で、そうしているうちにサンちゃんも17歳で

巣立ちの時が着々と近づいている事を実感している毎日です


サンちゃんと「当たり前の思い出」が少ない事

今になって「随分と勿体無い事をしたなー」と後悔したりもします

でも「そういう家族の幸せ」を引き掛けにしなければ

ここまで続けられなかったのがゴマシオキッチンって小さな喫茶店の実状だとも思っています

「夫婦二人でカフェをして暮らしている」なんて言うとロマンの塊で

「理想の喫茶店」とか「ユートピア」とか

「憧れのゴマシオさん家族」なんて言われた事も多々ありますが

でも周りから「素敵ですね、羨ましい」と言ってもらえるその裏側で

店を続けるためにはとにかく休まずお金を稼がなくてはいけなかったし

家族を守るためにもとにかく休まずお金を稼がなくてはいけなくて

少額でもいいから毎日稼ぎを出して休まず続ける事が自分の使命だと思っていました

自分の「夢」に家族まで巻き込んでしまった代わりというか

なので「休まず頑張って喫茶店だけやってちゃんとお金を稼ぐ事」が

死ぬまで自分が背負わなければいけない「十字架」みたいなものだと思っていました

「やりたい事」をして生活しているんだから何かは「引き換え」にしなくてはいけません

「意味」とか「理由」とかじゃなくて、とにかく頑張らない訳にはいかなかったんです

「夢」を見ながら生きていくためにでも結局は「お金」のために頑張ったのかも知れません

まあ「当たり前」の話なんでしょうけどね、だってそれも含めて仕事なんですから

そうでなければこんな小さな喫茶店の稼ぎだけで生活なんかできなかった訳だし

そうでなければ「今のゴマシオ」はなかった訳ですから


もちろん僕が思うところの「それに変わる幸せ」みたいなのは

サンちゃんにもちゃんと伝わっていると信じていますが

(だっていろんな人にサンちゃんって気にかけてもらえてそれだけで幸せですよね)

それでも「最後の夏」くらいは一緒に思い出を作らないとやっぱり後悔しそうなので

なのでもっともらしく「そういう理由」に託けて

「子供がちゃんと子供のフリしてくれている最後の夏」として

僕と君の「ときめきなメモリアル」として

「せっかく都会に行くんなら少しくらい思い出作らない?」って事で

思い切ってゴマシオも夏休みを頂いて家族旅行をする事にしました

15年目にしてこれが初めての夏休みです

どうにかこうにか続ける事ができた15年

我が家にだってご褒美の時間があってもバチは当たらない気がします


ワガママだけど決して「寂しい」とは言わない子供でした

だらしないけど「約束は守る」子供でした

勉強はしないけど「頭の良い」子供でした

口は悪いけど「人の悪口」を言わない「やさしい」子供でした

まだ彼女はいないみたいだけど「とにかくイケてる」子供でした

一人暮らしをしたらきっと僕らの事を忘れてしまうだろう

彼女ができたらきっと僕らの事なんかどーでも良くなるんだろう

「東京なんて夢ばかり」

でもここにはなくて東京にしかないものをちゃんと見てきたらいいんだよ

「何者か」になれなくても良い、「自分」なんか見つからなくても全然良い

「夢」を見ているうちは僕ら無敵さ

僕らの「カフェがやりたい」って夢に付き合ってもらったお返しに

今度は僕らが君の夢に付き合います

「やりたいようにやるだけさ、だからうまくいくんだよ」


gomashio-kitchen(ゴマシオキッチン)

君と僕の喫茶店

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