僕はきっとまたこの店を訪れるのだろう

休日は知らない街を歩くに限ります

車では見落としてしまいそうな

ちいさなお店を1件づつ

おじいさんとおばあさんが並んでお茶を飲んでいるお店をのぞいて

大きいのと小さいの

深緑と茶色の革のトランクを両方とも購入してまた散歩

「もうすぐ5時だ」

「帰る時間だな」と思いつつ

最後にもう一軒だけと

昔ながらの純喫茶

席に着くなりすぐに

「5時で閉店です」と言われ

「すぐ出ますから」とコーヒー1杯

すこし面倒臭そうにコーヒーを出してくれたマスター

僕だけのためにBGMを

クラシックからジャック・ジョンソンに変えてくれたマスター

熱々のコーヒーを

ヤケドしないギリギリの速さで飲み干す

さっき古本屋で買った

「ラブホテル」のコラムを読みながら

gomashio-kitchen(ゴマシオキッチン)

君と僕の喫茶店

0コメント

  • 1000 / 1000